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有馬記念
予想とレース分析



第57回 有馬記念

日本中が熱狂する競馬の祭典!「有馬記念(第57回グランプリ)」

イギリスのロイヤルアスコット開催、フランスのロンシャンウィークエンド、アメリカのブリーダーズカップデイなど、世界各国で“競馬の祭典”と呼ばれるイベントは、数日のうちに複数のビッグレースを開催することで注目度を高めているケースが多い。しかし、この有馬記念は単独のレースでありながらも国民的なイベントとして定着している特別な一戦。競馬ファンはもちろん、競馬にあまり馴染みがない人々にも、『NHK紅白歌合戦』などと並ぶ年末の代表的な風物詩として親しまれてきた。2012年の主役たちが揃った注目の一戦を制し、勝ち馬として歴史にその名を刻むのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。


同年にJRAのGI を勝っている馬が中心!

過去10年の優勝馬10頭中7頭は、同年に行われたJRAのGI で優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率35.9%と好走率の面でも優秀だ。“グランプリ”の名を冠する一戦だけに、同年のビッグレースを制した馬にはぜひ注目しておきたい。
ただし、同年に行われたJRAのGI で優勝経験があった馬のうち、芝2400m以下で行われたJRAのGI において優勝経験のない馬は好走例がなかった。ダートや芝2500m以上で行われたJRAのGI にしか実績のない馬は割り引きが必要だ。


前走好走馬に注目!

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走で「5着以内」に好走していた馬だった。一方、前走で「6着以下」に敗れていた馬は3着内率11.9%と苦戦している。今年もまずは前走内容が良かった馬に注目してみたい。
なお、前走の着順が「5着以内」だった馬のうち、そのレースが「JRAのGI・JpnI または海外のG1」だった馬は、より優秀な好走率をマークしていた。前走が国内外のビッグレースで、上位に食い込んでいた馬は高く評価すべきだろう。
また、前走の着順が「6着以下」だったにもかかわらず3着以内となった7頭のうち、2004年2着のタップダンスシチーを除く6頭は、1月か12月に開催されたJRAの重賞において優勝経験のある馬だった。前走内容がいまひとつでも、年末年始の時期に実績のある馬は、巻き返してくる可能性が比較的高いようだ。


前走「ジャパンカップ」組はここがポイント!

過去10年の出走馬144頭中68頭は、前走で「ジャパンカップ」に出走していた馬だった。もっとも、該当馬の連対率や3着内率は前走が「その他のレース」だった馬を下回っており、とくに好走率の高い臨戦過程とは言えない。
なかでも、前走の「ジャパンカップ」で、4コーナーの位置が「5番手以内」だった馬は、3着内率7.7%と低調な成績に終わっていた。「ジャパンカップ」で先行した馬は、割り引きが必要だろう。
一方、前走の「ジャパンカップ」で、出走メンバー中「3位以内」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた馬は、連対率31.6%と優秀な成績を収めていた。「ジャパンカップ」に出走した馬を比較する際は、レース終盤の脚色を重視してみたい。


若い馬が優勢!

過去10年の優勝馬10頭中、2009年のドリームジャーニー(5歳)を除く9頭は「4歳以下」の馬だった。「5歳以上」で出走した馬は3着内率15.3%と、やや低調な成績に終わっている。異なる世代の馬を比較する際は、若い馬を重視すべきだろう。
なお、単勝5番人気以内だった馬の年齢別成績を見ると、「4歳以下」だった馬と「5歳以上」だった馬の好走率にはより大きな差がついていた。とくに上位人気馬を比較する際は、年齢を厳しく評価すべきかもしれない。


外めの枠に入った馬は割り引き!?

枠番別成績を見ると、「6〜8枠」の馬は3着内率10.0%と苦戦していた。なお、「6〜8枠」で優勝を果たした3頭はいずれも単勝1番人気の支持を集めていた馬であり、単勝2番人気以下だった馬は〔0・1・2・53〕(3着内率5.4%)とさらに低調だ。外めの枠に入った馬はやや評価を下げるべきだろう。

[情報提供:JRA]

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